皮膚疾患では漢方治療が有効な時があります。
皮膚疾患の治療には、西洋医学による外用薬や内服薬が広く用いられていますが、体質や生活習慣に根ざした不調が関わる場合には、漢方薬による治療が有効なこともあります。
漢方医学では、皮膚に現れる症状を単なる「表面の病気」として捉えるのではなく、体の内側のバランスの乱れや免疫の働き、血流や水分のめぐりの滞りといった全身の状態の現れとして考えます。そのため、皮膚の炎症やかゆみを抑えるだけでなく、再発しにくい体質づくりを目指した治療が可能です。
漢方薬は即効性に乏しい場合もありますが、根本的な体質改善や長期的な症状の安定に役立つ点が特長です。西洋医学の治療と併用することで、より効果的に症状を抑えられることもあります。

当院で積極的に漢方薬を使用する症状・疾患
- ニキビ
- 酒さ
- アトピー性皮膚炎
- 手湿疹
- 多汗症
- しもやけ